音声コンテンツを届けるペルソナを作成する

音声コンテンツの配信目的を明らかにしたら、次はターゲットリスナーをなるべく具体的にイメージしていきます(ペルソナの作成)。ここでイメージしたリスナーに興味・関心を持ってもらえるトピックを考え出すことが重要です。

なるべく具体的なペルソナ像を描く

ペルソナは作成したコンテンツを発信する目的によって変わってきます。商品のブランディングが目的であったり、認知拡大や顧客のエンゲージメントを高めたい場合には、自社商品がターゲットとしている顧客像とペルソナを同様のものになるべきです。人材を採用するために発信するという場合には、こんな人に入社してほしいという理想の人材像をペルソナにするべきです。また、コンテンツ自体でマネタイズを考えている場合には、提供するコンテンツを、お金を払ってでも聴きたいという人物をペルソナとしましょう。

ペルソナを作成する場合には、本当に存在する人のようになるべく具体的に設定を考えましょう。年齢、性別、職業や役職、住まい、言語、趣味やライフスタイルなど詳細に考えましょう。イメージ図としてペルソナにあてはまる人物の写真を用意することも効果的です。こうしてペルソナを描くことで、チーム全体でどういったコンテンツを作っていけばいいか近いイメージを共有できます。

ペルソナが興味を持って共感しそうなトピックを考える

次にペルソナが興味を持ちそうなトピックや欲していそうな情報を考えていきます。また、1日の中でいつポッドキャストを聴くのかなども想定しておくと良いでしょう。

例えばコスメブランドのブランディングをしたい場合、20代・独身で会社員をしている女性がペルソナだったとします。その場合、メイクだけでなく、恋愛、ショッピング、美味しいお店の情報、話題のドラマや映画など、ペルソナが興味のありそうなトピックがいくつか挙げられます。また、通勤時間帯や朝の準備時間(化粧時間)にPodcastを聴いて
いるとします。この場合、朝の雰囲気にあった爽やかな雰囲気の番組で、10分~15分程度の長すぎないエピソードが考えられます。あまりに長いエピソードだと準備時間に聞き終わらず不完全燃焼になってしまう恐れがあるためです。内容としては、恋愛話と絡めたコスメ商品の話を扱ったり、ドラマや映画に出てきたコスメ紹介をしたりなど番組の方向性を考えることができます。

在宅勤務が多いために朝の時間帯ではなく、仕事終わりのリラックスタイムとして晩酌をしながらPodcastを楽しんでいるというペルソナの場合、飲み会のような楽しい雰囲気の番組でエピソードも30分~1時間など長めに設定するといいでしょう。話題としては、情報を詰め込むというより友達と話しているような会話重視の番組だと気に入ってもらえるかもしれません。

まとめ

このように、配信の目的がしっかりしたらペルソナを考えることが重要です。ペルソナを意識して目的に沿った番組構成を考えてみましょう。

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